肝臓と便秘の関係:肝機能向上のために便秘を解消しよう

肝臓と便秘の関係を説明する看護師

肝臓には栄養素の消化、加工、吸収という役割と、毒素の中和という役割があります。これだけ見ても、人が健康に生きていくのに、肝臓がどれだけ重要な役割を果たしていることが分かります。一方、便秘は、お通じが硬くなって、その回数や量が減ってしまった状態を言います。これだけを見ると、肝臓とはあまり関係のないようなことのように思われますが、実は、肝臓で作られる胆汁の減少が、お通じを硬くしていることがあります。

 

また、便秘は体内に老廃物をため込んでいる状態です。その老廃物からはアンモニアが発生します。アンモニアは毒素ですので、肝臓がそれを中和します。便秘である限り、肝臓はそれをし続けなければなりません。便秘はちょっとしたストレスや緊張でも起こりますので、今日はお通じがない、肝臓が悪くなると焦る必要はないのですが、重い便秘がずっと続いている状態は良くありません。肝機能を低下させる原因になり得ます。

 

肝臓は沈黙の臓器と言われることからも分かるように、頑張りすぎるきらいのある臓器です。調子が悪くなっても、疲労がたまっていても、ぎりぎりのところまで働き続けます。だから、そうなる前に、対策に打って出る必要があります。もし自分は便秘ぎみだなと思うのであれば、肝機能を守るためにも、便秘になりにくい体作りを心がけましょう。

 

ちなみに、肝臓のも良く、便秘にも良い食べ物は、食物繊維です。野菜を食べていれば良いんでしょうと思われるかもしれませんが、食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があります。それを水溶性1に対し不溶性2の割合で食べることが理想的だと言われています。水溶性、不溶性と言われても分からないよという方は、大雑把な分け方ではありますが、青野菜や果物は水溶性、豆やイモ類は不溶性と覚えると良いです。1日3食の合計でかまいませんので、1対2の割合を意識されてみてはいかがでしょうか。

 

毎日、健康に暮らすには、肝臓が元気である必要があります。日々のちょっとしたことに注意して、肝機能の向上を目指しましょう。

 

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